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北海道 道北〜道東〜道央の旅(2011.07)

5日目(知床斜里〜網走)

 朝食バイキングと身支度を済ませ、少し早めにチェックアウトして釧路駅へ向かった。今日乗車する列車は指定席のない快速列車で、しかも1両編成という情報をネットで予め調べていたので早めにホームで待っていようと思ったからだ。 駅に着きホームで待っていると、少しずつ同じ列車に乗ろうとしている人達が増えてきた。列車がホームに入線したので乗車した。最初はそこそこの乗車率で着席できたが、釧路発車直前までにどんどん乗客が増えてその1両編成の列車は満席になってしまった。

 

 今日乗車した「快速しれとこ」は、釧網本線の列車で釧路から網走まで1両編成で3時間あまりかけて走る列車だ。この列車で釧路から2時間少しの「知床斜里駅」まで乗車する。 車窓からの眺めは、湿原を抜けしばらく行くと住宅地(街)があり、さらに進むと森林の中を進む感じだった。途中、車内アナウンスでシカなどの野生動物で急ブレーキをかけるときがあると注意があった。

 2時間あまりで、「知床斜里駅」に到着した。今まで通過してきた駅の中では大きめの駅で駅員も居た。乗車した列車は、この駅で少しの時間停車するようだ。記念に写真をパチリ。

 ここから、駅前にある「斜里バスターミナル」から知床五湖ゆきのバスに乗る。発車まで時間があったので、ターミナルのチケット売り場で片道分2000円の料金券を購入して、すでにターミナル前に停車していたバスに乗車した。

 バスの車窓を眺めていると、途中から海岸が見えてきて「オシンコシンの滝」がある。その滝は道路から見えるため、運転手さんがわざわざバスの速度を落として見せてくれた。 走行中、だんだん霧のようなものが立ちこめ始めてきた。その霧は、だんだん濃くなってきて視界がだいぶ悪くなってきた。知床五湖直前では、周囲の林のあちらこちらにシカがいて和ましてくれた。1時間半ほどで到着した。

 知床五湖に到着したものの、あいにくの濃霧で視界がとても悪く、計画当初の高架木道を歩いてはみたが霧が立ちこめて景色がま何も見えなかった。これじゃあ、仕方がないと思い途中で引き返してきてしまった。

 この他には、ここで特にすることはなかったので売店に入ってみた。そこで目にとまったのは、鹿肉ハンバーガー。どんな味かなと興味があり食べてみた。お腹がすいていたこともあり、がっついて食べてしまったのであまりよく憶えていないのだが、 鹿肉100%なのかそれとも牛肉も入っていたのかは定かではないのだが、ほんの少しくさみが有ったように感じた。しかし、おいしいかった。それから、「ハマナスとコケモモのソフトクリーム」を食べた。このソフトクリームは、ピンク色でとてもきれいであったが、 味はごく普通のホワイトソフトクリームという感じで、ミルクが濃厚ということもなかった。

 そうこうしているうちに帰りの時間になったので、バス停に行った。そんなときに限って、霧がだいぶ晴れてきていていたが、高架木道を再度歩く時間はなかったので、大人しくバスを待った。

 帰りのバスで「斜里バスターミナル」に着いた。時刻表では列車の乗り換え時間が10分しかなかったので、間に合うか心配だったが定刻通りにバスがついたおかげで、予定の普通列車に乗ることが出来た。

 次に訪れたところは、5月から10月頃までの臨時駅「原生花園」に立ち寄った。この駅のすぐ裏手に「小清水原生花園」がある。私が訪れたときは既に開花のピークを過ぎていたようで、花々がしおれたり、枯れ気味だった。






 見学を終え、駅ホームで網走行きの列車を待っていると、JRか町なのか分からないが原生花園のガイドをする職員らしき女性に声をかけられた。花園内の枯れ木にとまって、しきりに鳴いている野鳥(名前は忘れてしまった)はメスで、 ずっと一生懸命オスを呼んでいるんですけど来ないみたいですねぇ。と話してくれた。

 網走行きの普通列車に乗り、45分ほどで網走駅に到着した。今日は、東横インオホーツク・網走駅前に宿泊する。本当に駅の真ん前にあるホテルだ。チェックインして部屋に入ると網走駅周辺の食事マップが置いてあった。 見てみるとホテルの割と近くに回転すし屋があるようなので下調べしていたところへは行かず、この回転すしへ行くことにした。

 フロントにキーを預けて、ホテル前の道を右方向へ進みそのまま道なりに10分近く歩いていくと、手押し信号のあるガソリンスタンドがある。その信号向かいに、回転寿司屋がある。「かに源」というお店だ。

 まだ、夕食時には早かったからなのか、客はまばらだった。大将らしき人に席を勧められ着席する。こちらが、今日のおすすめですと指さした方向には、今日のおすすめネタの張り紙があった。

 そのなかで特に興味を持ったのは「タコのまんま」。どんなネタなのか聞かずに注文してみた。見ても食べても、たこのどの部分なのかわからなかったが、明後日会う約束をしている親戚のおじさんから会ったときに訊いてみたのだが、 「たこの子供」らしい。その他に、聞いたことのない魚や蟹汁などいろいろ食べた。旅行から帰ってきて今思うと、この北海道旅行で一番新鮮な魚介類をこのときに食べられたと思う。

 食事から帰ってきて、室内のユニットバスでシャワーを浴びた。その後に、ホテルの室内インターネットサービス(有線LAN)を使用してネットをした後、ホテルのコインランドリーで洗濯を終えてから就寝した。

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